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体が固い!しゃがめない!子供なのにどうして?

「ロコモ症候群」という病気を知っていますか?骨や関節、筋肉が障害されることで運動に制限がかかってしまうこの状態。
最近では子供にも見られ、体が固い、しゃがめないという子が年々増えてきています。

ロコモ症候群(正式名称:ロコモティブシンドローム)とは、骨や関節、筋肉、神経などの運動器に障害があるために、「立つ」、「歩く」などの移動に関する機能が低下している状態のことで、和名では「運動器症候群」といいます。
進行すると、日常生活の中にも多大な影響を及ぼすロコモ症候群ですが、本来は高齢化社会の中で提唱された概念でした。

しかし、最近では子供にも同じような症状が見られる「子供ロコモ」、またはその予備軍が増えていると言われています。大人と比べて若い細胞を持っている子供では、関節や筋肉の柔軟性が高く、一般的には体は柔らかいものです。それなのになぜ、体の固い子供が増えているのでしょうか。




この姿勢できますか?

まずは体がどれくらい固いのか、左右で違いはないかということを確認していきましょう。

①正座ができる

正しい正座の姿勢は、足首がまっすぐ伸び、かかととお尻がぴったりくっつく状態です。体が固いと、足先を内側に向けて重ねたり、お尻が浮いてやや前傾姿勢になります。

②足の裏同士をつけて膝を左右に倒す

膝が床から20cm以上離れていると、体が固いといえます。この姿勢ができずに後ろに倒れてしまったり、この状態で背中をまっすぐ伸ばせなかったり、左右の膝の高さに違いがある場合、要注意です。

③うつ伏せに寝る

うつぶせに寝た状態で、肩と肘を90度曲げます。肩、肘、てのひらが床につかない、つくけど痛い、上から見て肩甲骨の位置に左右差があるという場合、体が固いといえます。

④立った状態で両手をまっすぐ上にあげる

両腕を耳にくっつけられますか?両手は同じ高さまで上がりますか?高さに違いがある場合、低い方の肩や肘の関節の可動域が狭くなっている証拠です。

⑤壁に背を向けてまっすぐ立つ

かかととお尻、頭は壁につくのが正しい姿勢です。猫背の場合、背中もついてしまいます。

原因は運動習慣の二極化

近年、体が固い子供が増えている原因として、運動のやりすぎによる運動器の障害と、肥満や運動不足などの生活習慣の乱れの二極化した運動習慣が指摘されています。
骨や関節、筋肉は適度な刺激が加わることで細胞が活性化し、制限のない関節運動ややわらかい筋肉を得ることができます。運動をするというよりも、外で遊ぶというだけで、本来であれば十分な刺激が得られるものですが、塾や習い事で忙しいために外で遊ぶ時間がとれなかったり、部屋で勉強やゲームをする時間が長いことに加え、空き地などの広いスペースが減ってしまったことでも、運動不足になる子供が増えています。

しかし、野球肩やテニス肘などのスポーツ障害があるように、運動のやりすぎでも関節や筋肉は壊れてしまい、柔軟性を失ってしまうのです。

成長期の子供にとって、肩だけ、あるいは足だけなど、部分的に過度な筋肉がついてしまうと、運動機能のバランスが損なわれ、同じように体の柔軟性が失われていくのです。


今回のポイントは次の3つです。

・ロコモ症候群とは、骨や関節、筋肉、神経などの運動器に障害で、近年子供にも多くみられている
・体の固さをみるときは、左右差がないかも確認することが大切
・体の固い子供が増えている原因は、運動のやりすぎ、やらなすぎという運動習慣の二極化

体が固い子供では、体育の授業で両腕を骨折した例などが報告されており、学校生活の中でも怪我をするリスクが高まります。大切なのは、外で適度に遊ぶことです。




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