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声がかれる原因ってなに?

大声を出して応援した。
何時間もカラオケにいた。

そんな次の日に声がかれてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
今回は、声がかれる原因について、のどを傷める原因と、声がかれたときに考えられる病気について、詳しくご紹介していきます。

のどには声帯と言って、空気の通り道にV字型に張っている2枚の筋肉があります。空気が通るときには、この声帯はV字型に開いていますが、声を出す時には声帯は閉じ、この声帯が振動することで音を生み出すことができます。

口をあけた状態で息を吐いても空気が漏れるだけですが、口をぎゅっと結んだ状態で息を無理矢理吹こうとすると、唇が振動して音が鳴るのと同じ原理です。音の高低は弦楽器と一緒で、声帯が長い男性では低い声が、声帯が短い女性では高い声が出るようになります。

声の出しすぎ

大声を出したり、カラオケで何時間も歌い続けると、酷使された声帯には炎症が起こります。声帯に炎症が起こったり、そのために声帯がむくんでしまうと、声帯が正しく閉じられないために振動できなくなり、その結果、声が出なくなったり、かすれたりします。

さらに、炎症が起きている状態で声を出し続けると、声帯に内出血が起こって血豆ができ、ポリープや声帯結節となって、声帯が閉じられなくなるため、声がかれる期間が長くなります。

酒やけ、喫煙

アルコールやたばこはのどに炎症を起こします。度数の高いたばこや、度数が低くても大量に摂取すると、のどに炎症を起こし、その範囲が広がると声帯にまで炎症を起こします。また、たばこにはさまざまな有害物質が含まれていますが、この中でも特にタールは、空気の通り道である気管や気管支、声帯を刺激し、炎症を起こします。この結果、同じように声帯が正しく閉じられなくなることで、声がかれる原因になります。

声がかれる病気

風邪
風邪をひいてのどに炎症が起こると、上記のように声の出しすぎや酒やけなどと同じ経過をたどり、声がかれる原因になります。

甲状腺機能低下症(橋本病)
甲状腺は身体の代謝を担っている臓器です。その働きの1つに、水分を保持する物質である「ムコ多糖」の代謝がありますが、甲状腺の働きが悪くなると、身体の代謝が悪くなるため、このムコ多糖は必要以上に身体に蓄積してしまいます。そして、余分なムコ多糖が声帯に沈着してしまうことで、声帯がむくみ、声がかれる原因になります。

喉頭がん
口と鼻が合流するのどを咽頭といいますが、この咽頭は、のどの高さで咽頭と喉頭の2つの通り道に分かれます。咽頭は、食道につながり、食べ物や飲み物の通り道となるもので、これに対し喉頭は気管とつながり、空気の通り道となります。
喉頭がんは、この空気の通り道にできるがんで、その多くは声帯にできる声帯がんです。声帯にがんができると、声帯ポリープと同じように、声帯が閉じられなくなるため、声がかれる原因になります。

反回神経麻痺
のどの筋肉は、頭から首を通って下降していく迷走神経が、鎖骨の高さでUターンして首へ戻っていく「反回神経」によって支配されています。そのため、反回神経が障害されると、のどの筋肉が麻痺し、飲み込みづらくなったり、声がかれる原因になります。反回神経が麻痺する原因としては、この通り道に生じる病気が原因となり、甲状腺がん、肺がん、食道がん、大動脈瘤などが考えられます。


今回のポイントは次の2つです。

・声の出しすぎ、酒やけ、喫煙でのどに炎症が起こる
・可能性として考えられる病気は「風邪」「甲状腺機能低下症」「喉頭がん」「反回神経麻痺」

一時的な炎症であれば、炎症と同時に声のかれも改善していきますが、思い当たる原因がなかったり、いつまで経っても声が治らない場合は、病気が隠れている可能性もあるので、一度耳鼻咽喉科に受診してみるとよいでしょう。


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