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飛行機に乗ったら耳が痛い!小さい子でもできる治し方とは?

飛行機で耳が痛くなった経験はありませんか?耳抜きがまだできないお子さんはどうしたらいいのでしょうか。今回は、飛行機で耳が痛くなる原因を解説し、その治し方として通常の耳抜きが効かない場合やお子さんでも簡単にできる方法をご紹介していきます。

飛行機に乗ると耳が痛くなるのは、高度によって気圧に変化が生じるためです。地上0mでの大気圧である1気圧を基準とすると、飛行機が移動する上空は高さ約10,000mで、0.2気圧まで下がります。わたしたちの身体には、地上での大気圧に押しつぶされないよう、常に身体の内側からも1気圧の力が働いていますが、気圧が変化すると身体の外側からかかる力と内側からかかる力に差が生じてしまいます。

この結果、地上で買ったお菓子の袋が山の頂上ではパンパンに張るのと同じように、鼓膜が本来の位置よりも外側に押されてしまうことで、耳に痛みが生じるのです。

耳抜きとは

耳の奥と鼻の奥では耳管という管によってつながっています。ですが、この耳管は通常閉じており、鼓膜より奥は閉じた空間になっています。耳抜きは、この耳管を開いて耳と鼻をつなげることで、耳の中の圧力を鼻、つまり外界と同じ圧力に修正する方法です。

代表的な耳抜きは、鼻をつまんだ状態で鼻に勢いよく空気を送る方法です。口を閉じ、鼻もつまんだ状態で鼻をかむように勢いをつけることで、逃げ場のなくなった空気が耳管を押し広げ、閉じていた耳管が開かれます。コツとしては、舌を天井につけ、口からの空気の漏れを防ぐことです。

飴やガムを食べる

それでもうまくできない場合や、耳抜きができない小さい子さんには、“飲み込む”ことでも耳の圧力を修正させることは可能です。耳管の外側には口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)という筋肉があり、この筋肉は耳の奥とのどの奥と間に張っています。ものを飲み込む時には、のどの奥の筋肉が働いて、鼻の方へ逆流しないように、または気管へ入り込んでしまわないように、正しい通り道を作ります。

このとき、口蓋帆張筋も一緒に働き、筋肉が収縮することで耳管が広がります。唾液を飲み込むだけでも耳抜きの効果はありますが、お子さんの場合、飴やガムを食べさせることで唾液の分泌を促したり、飲み物を飲ませたりすることも有効です。

点鼻薬を使う

「それでもできない!」という方は、鼻の奥が詰まっていることで耳管が広がりにくいのかもしれません。アレルギー性鼻炎をもっていたり、風邪を引いている場合には耳が詰まりやすいものです。そこでおすすめしたいのが「点鼻薬」です。鼻の通りをよくすることで耳管を広げやすくする効果が期待できます。

点鼻薬には血管収縮剤が含まれていますが、これは名前の通り血管を収縮させる成分です。鼻の粘膜に炎症が起こっていると、そこに存在する病原菌や異物を攻撃するために、血管の中から白血球や水分が漏れ出します。その結果、鼻の粘膜がむくんでしまうことで、鼻の通りが悪くなるのです。点鼻薬を用いて、水分が漏れ出る原因となる血管を収縮させることで、鼻のむくみを防ぐことができます。


今回のポイントは次の3つです。

・飛行機では気圧の変化によって鼓膜に力がかかることで、耳が痛くなる
・耳と鼻をつなぐ耳管は通常閉じているが、鼻をかむ動作や飲み込む動作によって開く
・それでもダメな場合、点鼻薬を用いて鼻の通りを改善させることも有効

圧力の変化が大きいほど、耳抜きの難易度もあがっていきます。耳に痛みが生じる前に、早めにこまめに耳抜きをすることが大切です。


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