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顎関節症の症状は顎の痛みだけじゃない!?頭痛や倦怠感も!!

口を大きくあけた時に左右差がある、あくびをすると顎(あご)が「カクッ」「ゴリッ」と鳴る。こんな症状がある方は、もしかしたら顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。さらに、顎関節症では顎周辺の違和感や痛みだけでなく、頭痛や倦怠感など全身の症状を引き起こすこともあります。ここでは、顎関節の症状について広くご紹介していきます。

顎関節症とは、関節の変形によって顎の周辺に痛みが出たり、顎がカクカク鳴るような病気です。関節は骨と骨のつなぎ目ですが、この骨と骨の間にはクッションの役割をしている軟骨があります。軟骨は日に日に擦り減っていくものですが、こうして関節の構造が壊れていくと、骨と骨が直接ぶつかるようになり、痛みや関節の動きの悪さとして症状が現れます。

原因としては、頬杖・歯ぎしりなどの癖、噛み合わせ、ストレス、怪我などが挙げられます。顎関節症というだけあって、顎周辺の問題と認識している方も多いかと思いますが、実は顎関節症では顎だけでなく全身に症状が現れることもあります。

 顎関節周辺の症状

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代表的な症状は、顎の痛みやクリック音です。
痛みは口を動かしたときに生じ、動かさなければ痛くないという特徴があります。クリック音とは、関節を動かしたときに鳴る「ガクッ」という音のことです。また、関節の変形によって骨と骨が直接ぶつかるようになると「ゴリゴリ」「ミシッ」という音も聞こえることがあります。

関節が変形してしまうと、次第に顎がずれてしまい、噛み合わせが悪くなったり、さらに悪化すると顔の形が変わってしまうこともあります。具体的には、口角や目尻の高さがずれることが報告されています。また、関節の動きが悪くなることで、口を開け閉めするときに引っかかりを感じたり、口が開く範囲が狭くなることもあります。

 顎関節以外の症状

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顎関節症では、顎周辺の筋肉に余計な力が加わってしまうことで、多くの患者さんで肩・首の凝りや痛みがみられます。筋肉が緊張している状態が続くと、神経が過敏になってしまい、身体をしっかり休ませることが難しくなります。その結果、睡眠障害や食欲低下、倦怠感、動悸、息切れなどがみられることもあります。

また、顎関節は脳や耳に近いため、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状につながる場合もあります。さらに顎関節の近くには顔の感覚を支配している三叉神経が走っているため、顔にしびれが出たり、触った感じが鈍い、温かい・冷たいが分からないなどの感覚の障害が起こることもあります。

ストレスの多い環境では、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりしてしまうため、顎関節症の原因と考えられています。ストレスから顎関節症を発症してしまうと、痛みや食欲低下などからさらに精神的な負担がかかり、うつ病に進展してしまうことも報告されています。


今回のポイントは次の2つです。
・顎関節周辺の症状は「動かしたときに現れる顎の痛み」「クリック音」「口の動きの制限」
・顎関節以外の症状は「肩・首の痛み」「睡眠障害・食欲低下」「頭痛・耳鳴り」「顔の感覚障害」

食事や会話など、日常生活において顎関節は非常に重要な働きをしています。そして、その顎関節の変形1つでこれだけ多彩な症状が現れることを覚えておきましょう。


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