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PM2.5って何?人体に与える影響はどんなもの?

環境汚染の原因として各国で問題になっているPM2.5ですが、そもそも一体どんなもののことを言ってるのでしょう?また、私たちの身体にどのような影響を与えるのでしょうか?知らないだけで実は影響を受けているのかもしれません。

今回は、PM2.5について簡単な解説をした後、PM2.5によって生じうる身体の変化や症状、進展すると引き起こされる病気などについてご紹介していきます。

PM2.5とは大気中に浮遊している粒子のうち、2.5µm(0.0025mm)以下の微小粒子の総称です。単一の物質を指すのではなく、さまざまな物質が含まれますが、この中には硝酸塩や硫酸塩などの有害物質も含まれています。

健康被害をもたらすようなPM2.5は、工場からの排煙、自動車や船舶などからの排気ガスなどに含まれています。これを長期間体内に取り入れてしまうことで、私たちの身体にはさまざまな症状が現れます。

 かゆみ、くしゃみなどのアレルギー症状

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まず起こる症状は、かゆみやくしゃみなどのアレルギー症状です。花粉症などでも生じる症状と似ています。身体の内側に比べ、基本的に外界と接している目の粘膜は影響を受けやすく、目に炎症が起こることで涙が出たり、かゆみ、充血などの症状が比較的早く現れます。

鼻の粘膜にPM2.5が付着すると、異物を追い出すためにくしゃみが出るようになります。鼻水は鼻の粘膜からの分泌液です。分泌液の中に異物を閉じ込めることで体内に侵入するのを防ぎます。炎症が進むと鼻の粘膜がむくんでしまい、鼻詰まりへと変化していきます。

 咳、喘息などの呼吸器の病気

PM2.5がのどに侵入すると、まず異物を追い出すための反応として咳が出るようになります。それでも追い出しきれずにのどに定着してしまうと、炎症を引き起こします。すると、咳が止まらなくなり、喘息や気管支炎などに進展していきます。

喘息や気管支炎では、炎症のために気道が狭くなり、呼吸が苦しくなります。咳や気道の狭窄によって正常な呼吸ができなくなると、身体の中に取り込める酸素量が減り、さまざまな臓器が酸欠状態に陥ります。この結果、吐き気や倦怠感、食欲の低下などの症状もみられるようになります。

また、PM2.5の成分はタバコの成分と重なるところがあり、有害な化学物質や発がん物質を含んでいます。このため、PM2.5を長期間吸い続けてしまうことで、肺がんのリスクにもなることが知られています。

 動脈硬化、心筋梗塞などの循環器の病気

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PM2.5が身体の中に取り込まれてしまうと、血液中に溶けて全身を巡るようになります。この時、通り道となるのが血管ですが、PM2.5は血管の壁にも傷をつけます。切り傷が治る時に傷口がひきつれて硬くなるのと同じように、血管の壁に傷がつくと、壁は厚く、硬く変化していきます。これが動脈硬化です。

壁が厚くなって血液の通り道が狭く、通りづらくなると、血液を送るポンプの働きをしている心臓の負担は大きくなります。心臓が疲弊してしまえば心不全が生じ、また心臓から心臓の筋肉に向けて血液を送り出す血管で、心筋に栄養分や酸素を送っている冠動脈に動脈硬化が起これば、心臓の筋肉が壊死してしまう心筋梗塞が起こる可能性もあります。


PM2.5が人体に与える主な影響は次の3つです。

・目のかゆみや充血、くしゃみや鼻詰まりなどのアレルギー症状
・咳や痰、喘息、気管支炎、肺がんなどの呼吸器の病気
・動脈硬化、心不全、心筋梗塞などの循環器の病気

2.5µmの粒子によってこれだけの影響が生じる危険があることを、ぜひ心に留めておいてください。


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