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睡眠時症候群の原因とは!!肥満だけじゃなかった!?

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に身体にダメージを与える恐ろしい病気です。頻繁に呼吸が停止すると、身体が酸欠状態になり、脳や全身に負担がかかります。その結果、朝起きてもすっきりするはずもなく、一日中眠気や倦怠感に悩まされます。ここでは、睡眠時無呼吸症候群の原因を理解することで、睡眠時無呼吸症候群に対する知識を深めていきましょう。

睡眠時無呼吸症候群には、閉塞性中枢性の2種類に分類されます。
閉塞性とは、気道が狭窄してしまうために起こってしまう無呼吸です。
一方、中枢性とは、脳にある呼吸中枢から呼吸の指令が出ないために生じる無呼吸です。
それぞれの原因としてどのようなものがあるのか、詳しくご紹介していきます。

「閉塞性」睡眠時無呼吸症候群

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、気道に十分なスペースがないために生じる無呼吸です。
原因としては「肥満」「顎が小さい」「扁桃が大きい」などがあげられます。
肥満の場合、身体だけでなく舌も太ります。舌は口の中に収まっている器官ですが、顎の骨は太らないので、舌はのどの方に向かって大きくなっていきます。すると、気道を狭くしてしまい、特に仰向けに寝ている状態では重力によってさらに舌がのどの奥に入り込んでしまうので、無呼吸になります。
肥満でなくても、顎が小さい場合には同じ現象が起こります。日本人は顔の奥行きがあまりないため、もともと気道が閉塞しやすい骨格をしています。そのため、少し体重が増えただけでも無呼吸を引き起こすことがあります。
のどには扁桃という器官があります。のどの奥に両側から隆起している見えるもので、風邪を引くと腫れあがる部分です。扁桃は子供の頃は大きく、中学生くらいになると縮小していきます。
このため、扁桃の大きい子供や、成人になってもあまり扁桃が縮小しなかった場合、気道を狭くする原因になっているため、無呼吸のリスクになります。

「中枢性」睡眠時無呼吸症候群

呼吸は脳の呼吸中枢からの指令を受けて行うもので、中枢からの指令が出ない場合にも生じる無呼吸を中枢性睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
原因には「脳血管障害」「慢性心不全」が考えられます。
脳の呼吸中枢では、血中の二酸化炭素濃度を指標にして呼吸の指令を出します。二酸化炭素濃度が高くなると、「二酸化炭素を吐き出すために呼吸をしなさい」という命令によって、呼吸が行われます。
しかし、脳の血管障害によって中枢そのものが障害を受けている場合や、慢性心不全の患者さんのように低酸素状態が続いて身体がその状態に慣れてしまうと、呼吸中枢の反応が鈍くなります。すると、通常では命令が出されるはずの二酸化炭素濃度に達しても、呼吸中枢が命令を出さずに、呼吸が止まってしまいます。

脳血管障害や慢性心不全の患者さんにみられるこの呼吸を「チェーンストローク呼吸」と呼びます。無呼吸が15~20秒ほど続いて、二酸化炭素濃度が異常に上昇すると、やっと呼吸の指令が出され、ゆっくり浅い呼吸から始まって少しずつ大きくなったかと思うと、また小さくなって無呼吸になるという周期的な呼吸です。
無呼吸による低酸素状態は、脳や心筋へ送る酸素量が減るため、脳血管障害や慢性心不全などのもとの病気をさらに悪化させる負のスパイラルに陥ります。


今回のポイントは次の2つです。

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因は「肥満」「顎が小さい」「扁桃が大きい」ことによる気道の狭窄
・中枢性睡眠時無呼吸症候群の原因は「脳血管障害」「慢性心不全」による呼吸中枢の鈍化

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に身体に負担がかかってしまう病気で、日常生活に影響を及ぼします。

太ってないから、子供だから大丈夫。と安心せず、原因を理解することで対策を考え、必要があればしっかり治療するようにしましょう。


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